「ぜひ十勝へ!」
本当の十勝の良さを伝えたい。
そう考え、ベルテンポ高萩が1泊2日の弾丸現地ロケハンをしてきました。
十勝を五感で楽しむ下見レポート、ぜひお読みください。
本当にどこも素晴らしい所ばかりです。(ベルテンポ・トラベル 高萩徳宗)
■ 中札内美術村(なかさつないびじゅつむら)
中札内村は花と緑とアートがテーマの村。
人口4千人は北海道の村としては最大規模です。
今回お世話になる「和みの風」のオーナーご夫妻が「十勝でいちばん好き」だとおっしゃる中札内美術村。
十勝の森に小さな美術館が立ち並んでいます。
広大な敷地かと思いましたが、1時間あれば充分に散策と鑑賞が出来そうです。
足元も整備されており、杖や車イスでの移動も問題ありません。団体などが来ない場所ですので、静かにゆったりとお過ごし頂けます。
ここのイチオシは「何もない」ことです。
風の音や匂い、木々のこもれび。まさに自然との調和をお楽しみください。
もちろん小泉淳作美術館と、相原求一郎美術館は押さえておきましょう。
■六花の森(ろっかのもり)
北海道の代表的な菓子メーカー「六花亭」をご存知の方は多いと思います。
元々は帯広のお菓子屋さん。ひたすら規模を拡大する大手とは一線を画し、地域貢献と子供たちの未来を真摯に考える企業です。
ここ六花の森は、六花亭の工場に隣接した10万平米の敷地に作られた庭園。
六花亭の包装紙に描かれた北海道の山野草は、地元の山岳画家・坂本直行氏によるものです。
六花の森は季節の花はもちろん、良く整備された完成度の高い庭園として私達を迎えてくれます。
実は中札内美術村も六花亭の運営。
これだけの森、そして庭園を管理するのは並大抵のことでは出来ません。
企業の本気度を感じる素敵な森です。
1時間から1時間半の滞在時間で、かなりのんびり出来ます。
■十勝千年の森(とかちせんねんのもり)
農業生産法人「ランランファーム」が運営する広大で壮大な森。
芸術作品としての完成度も高く、イギリスの格付け機関から「世界一の庭」として表彰されています。
大自然の中に調和した庭園としての完成度は、素人の私がみてもなかなかのものです。
ここではぜひ時間を忘れて、寝っころがって頂きたいです。広過ぎて全体を回ると大変なので、見所や回り方を現地でご案内します。どうぞご安心ください。最低でも2時間は滞在したいところです。
■愛国駅、幸福駅
「懐かしい!」とおっしゃった方。年齢がバレます(笑)。
国鉄広尾線は廃線になってしまいましたが、それぞれの駅は観光地として整備され、今に至っています。
時間があれば「幸福駅」に立ち寄ってみましょう。
■十勝清水の宿「和みの風」
日程の2日目、3日目にお世話になるのは、廃校になった小学校に併設されていた保育園を改造して作られた温もりの宿「なごみの風」です。
オーナー桐木さんは29歳の時に関東から北海道に移住されました。ご夫妻とも看護師なのですが、お体が不自由な方や病後の方、そして介護に頑張るご家族にも「旅をして頂ける環境を創りたい」との想いを実現され、今に至ります。
この宿にあるのは「温かく優しい空気」と「静かな時間」と「手作りの美味しい食事」。
そして「ロバのモモちゃん」がいます。モモちゃんはとても人なつっこく、エサをあげるとすぐに「イイ人」になれます。
お部屋にはテレビも時計もありませんが、どうぞ木の温もりと静寂をお楽しみ下さい。
小さな宿ですので、当日は貸切となる予定です。
※お部屋に洗面はございますがトイレ、お風呂は共用です。
車イスで使える広いトイレもございます。
※有料にて、看護スタッフが入浴介助もいたします(1時間3,000円)。必要な方は参加お申込み時にお知らせ下さい。
■旭川のジンギスカン
札幌の観光ジンギスカンと違い、地元の方を相手に商売していますので「安くて美味しい。」生ラムは驚くほどの柔らかさです。
また、国産ラムとなると限定されてしまうのでなかなか食べるチャンスはありません。
「ジンギスカンはちょっと…」と、おっしゃる方も驚きの旨さです。ローカルのお店ですので少し狭かったりしますが、行く価値は充分にありますよ。
■十勝の豚丼
十勝に住む地元の方はそれぞれ「マイ豚丼屋」を持っているそうです。柔らかい肉とタレと焼き方にこだわり、1枚1枚を炭で丁寧に焼き上げます。お店によって味が違います。
今回、2軒の人気店を教えて頂きました。
庶民向けのお店で予約が出来ないのですが、並んででも食べたいと密かに考えています。
私は2日続けて豚丼を食べてしまいました。毎日でも食べたい!