●参加された会員様からいただきました
日程は前後しますが、魅力的だったスペインの旅を私なりにリポートしてみました。
楽しく勉強になった旅でした。
まず始めに、憧れのアルハンブラ宮殿をこの目で見られたことは夢のようで、学ぶ事がたくさんありました。知識豊富なガイドさんの説明に耳を傾け、歴史の深さと長さを知り、建物、彫刻の美しさ、そのスケールの大きさに目を奪われました。素晴らしいの一言です。
ゆったり、のんびりしたアンダルシア地方。
延々と広がるオリーブ畑、ひまわり畑に心が和みました。
印象に残ったのはロンダの街、断崖に阻まれた二つの街を石で出来た立派なヌエボ橋によって結び、その断崖の上に家々も建っています。
日本で言えば東尋坊のあの景観の上に街がある、という感じでしょうか、凄いです。
日本人はめったに行かないというモンテフリオ。
人口2700人の村です。
丘の上までバスで登ってもらい、素朴で美しい村全体を見渡し、堪能しました。
風がそよそよと頬にあたり、私はとても気に入った場所でした。黒い羊さんの群れにも遭遇し、バスがちょっと一休み、ということもありまして、ほほえましい光景でした。
セビリアではフラメンコを楽しみました。
何故だか分からないのですが涙が出て困りました。
フラメンコというのは歌に意味があるのですね。民族の叫びのように聞こえました。あっというまの二時間余りのショーでした。
外に出ると、一番ベテランの歌い手さんがおられました。
姉が写真をお願いすると快くひきうけてくださり、みんなでポーズをとりました。いい思い出になりました。
ガイドさんの提案で訪れたアラブ人街では、喫茶店に入り独特の雰囲気を味わい、それに不思議な形の容器を使う水たばこを一服させてもらい一生に一度の経験になったと思います。
後半はバルセロナへ寝台列車で移動。
食堂車でディナー、気分はちょっとセレブ、っていう感じです。
いよいよサグラダファミリアへ。
テレビで何回も見ていたので「あぁこれだ!本物だ!」と圧倒されながら見とれていました。そこの博物館でも多くのことを学び、その一つが、懸垂状の模型による独自の方法で重心を保っているということでした。少し判ったような気になりました。
ガウディの建築物のカサ・ミラ、カサ・バトリョも見学。
どうしてこういう発想が出てくるのかしらと、凡人は感心するばかりです。
貴族のお屋敷だったというピカソ美術館も重厚でした。
最後に訪ねたカタルーニャ音楽堂、ここが又素晴らしい所でした。美しい、豪華、かわいい、どの言葉もあてはまります。
ある音楽家が「まるでオルゴールの中で演奏しているみたいだ」と言ったそうです。
館内のスタッフの方のサポートも何気なく、感じが良かったです。ここも私のお気に入りの一つになりました。
街では外国人の観光客に、幾度となく話かけられ写真なども撮りました。スペインにはそのように気持ちを前向きに明るくさせ、みんなで楽しもうという空気が溢れています。
10日間、天候に恵まれ、楽しい楽しい時間を過ごしました。
いつの日か、スペインの別の地方にも行ってみたいなと思ってしまいました。
最後になりましたが、ベルテンポさんと、ご同行のメンバーの方々に深くお礼申しあげます。
またお会いできるといいですね。